はい、承知いたしました。ご提示いただいた物理の計算問題について、解答と解説をマークダウン記法で作成します。


【後期中間のための基本計算】解答・解説

◆ 基本条件

問題の指示に基づき、以下の値を用いて計算します。


(1) 等速度運動

問題: 物体が +80[mm]の位置から1.2[cm/s]で正向きに4.0[min]間移動したときの位置は?

解法:
位置 x は、初期位置 x₀、速度 v、時間 t を用いて x = x₀ + vt で求められます。単位をメートル(m)と秒(s)に統一して計算します。

計算:

答え:
有効数字2桁で 3.0 m


(2) 等速度運動

問題: 物体が+2.0[km]の位置から-10[km/h]で15[min]間移動したときの位置は?

解法:
(1)と同様に x = x₀ + vt を用います。単位をメートル(m)と秒(s)に統一します。

計算:

答え:
-5.0 × 10² m


(3) 等速度運動

問題: +0.024[Mm]の位置から-80[km]の位置まで50[min]で移動した物体の平均の速度は?

解法:
平均の速度 v は、変位 Δx と時間 Δt を用いて v = Δx / Δt で求められます。単位をメートル(m)と秒(s)に統一します。

計算:

答え:
有効数字2桁で -3.5 × 10 m/s


(4) 等速度運動

問題: 物体が -45[µm]の位置から +0.30[mm]の位置まで平均2.0[cm/s]で移動する所要時間は?

解法:
時間 t は、変位 Δx と速度 v を用いて t = Δx / v で求められます。単位をメートル(m)と秒(s)に統一します。

計算:

答え:
有効数字2桁で 1.7 × 10⁻² s


(5) 衝突

問題: +0.036[m/s]で進む物体が+57[cm/s]になるまでに受けた力積は?

解法:
力積 I は運動量の変化 Δp に等しく、I = Δp = m(v' - v) で求められます。単位をm/sに統一します。

計算:

答え:
有効数字2桁で 2.7 N·s


(6) 衝突

問題: 物体が+900[mN]の力を受けて+0.72[km/h]から+300[m/s]になるまでの所要時間は?

解法:
力積の公式 I = FtI = m(v' - v) より、Ft = m(v' - v) となり、時間 tt = m(v' - v) / F で求められます。単位をSI基本単位系に統一します。

計算:

答え:
有効数字2桁で 1.7 × 10³ s


(7) 衝突

問題: +50[km/h]で進む物体が減速してから停止するまでに10[s]かかった、受けた平均の力は?

解法:
平均の力 F は、Ft = m(v' - v) より F = m(v' - v) / t で求められます。

計算:

答え:
有効数字2桁で -6.9 N


(8) 衝突

問題: -30[m/min]で進む物体が+0.40[MN]の力を2.0[ms]間受けた. その後の物体の速度は?

解法:
後の速度 v' は、m(v' - v) = Ft より v' = v + (Ft / m) で求められます。

計算:

答え:
有効数字2桁で 1.6 × 10² m/s


(9) 衝突

問題: +80[m/s]で進む物体が-50[µN]の力を24[h]間受けた、その後の物体の速度は?

解法:
(8)と同様に v' = v + (Ft / m) で求められます。

計算:

答え:
有効数字2桁で 7.9 × 10 m/s


(10) 衝突

問題: 物体が壁から反発係数0.25で-10[km/h]ではね返った、物体が受けた力積は?

解法:
反発係数 ee = -(v'/v) で衝突前の速度 v を求め、力積 I = m(v' - v) を計算します。

計算:

答え:
有効数字2桁で -6.9 × 10 N·s


(11) W, F, f, N, T

問題: 固定した1.6[kN/m]のばねの他端を糸で引っ張って820[µm]伸ばした、糸の張力は?

解法:
フックの法則 F = kx を用います。ばねを伸ばす力と糸の張力は等しいです。

計算:

答え:
1.3 N


(12) W, F, f, N, T

問題: 粗い床上に物体を静かに置いて手をはなした、物体が受ける垂直抗力は?

解法:
物体には重力が働き、床がそれを支えるために垂直抗力が働きます。これらはつり合っているので、垂直抗力 N は重力 W = mg に等しいです。

計算:

答え:
4.9 × 10 N


(13) W, F, f, N, T

問題: 粗い床上に物体を静かに置いて手をはなした、物体が受ける摩擦力は?

解法:
物体は静止しており、水平方向に力を加えていないため、摩擦力は働きません。

計算:

答え:
0 N


(14) F=ma

問題: 粗い床上で物体に水平な張力を加える. 張力が何[N]を超えたら物体が動き出すか?

解法:
物体が動き出すのは、加える力が最大静止摩擦力 f_max = μN を超えたときです。

計算:

答え:
張力が 2.5 × 10 N を超えたとき。


(15) F=ma

問題: 滑らかな床上で物体に水平な張力で9.8[m/s²]の加速度を与えた. このときの張力は?

解法:
運動方程式 F = ma を用います。滑らかな床なので摩擦はありません。

計算:

答え:
4.9 × 10 N


(16) F=ma

問題: 滑らかな床上で物体に0.25[kN]の水平な張力を加えた. このときの加速度は?

解法:
運動方程式 F = ma より a = F/m を用います。

計算:

答え:
5.0 × 10 m/s²


(17) F=ma

問題: 粗い床上で静止している物体に25[N]の水平な張力を加えた、このときの加速度は?

解法:
まず、加えた力が最大静止摩擦力を超えるか確認します。(14)より最大静止摩擦力は 24.5 N です。
25 N > 24.5 N なので物体は動き出します。動いている物体には動摩擦力 f' = μ'N が働くため、運動方程式は ma = F - f' となります。

計算:

答え:
有効数字2桁で 2.6 m/s²


(18) F=ma

問題: 粗い床上で物体に1.6[N]の水平な張力を加えた. このときの加速度は?

解法:
(17)と同様に、加えた力が最大静止摩擦力 24.5 N を超えるか確認します。
1.6 N < 24.5 N なので、物体は動きません。

計算:

答え:
0 m/s²


(19) F=ma

問題: 上空で静かに手をはなした500[g]の物体の加速度は?

解法:
静かに手をはなした物体は、空気抵抗を無視すれば重力のみを受けて自由落下します。このときの加速度は重力加速度 g に等しいです。下向きなので符号は - になります。物体の質量は関係ありません。

計算:

答え:
-9.8 m/s²


(20) F=ma

問題: 上空で上向き0.10[kN]の張力を加えられている物体の加速度は?
(注: この問題の物体も質量5.0kgと解釈して計算します)

解法:
物体には上向きの張力 T と下向きの重力 mg が働きます。運動方程式 ma = T - mg より加速度を求めます。

計算:

答え:
有効数字2桁で 1.0 × 10 m/s²


(21) F=ma

問題: 上空で上向きに+800[mN]の弾性力を加えられている物体の加速度は?
(注: この問題の物体も質量5.0kgと解釈して計算します)

解法:
(20)と同様に、上向きの弾性力と下向きの重力が働きます。運動方程式は ma = F_elastic - mg です。

計算:

答え:
有効数字2桁で -9.6 m/s²


(22) 等加速度運動

問題: 床上で+3.0[m/s]の初速度, -0.20[m/s²]の等加速度で動く物体の2.0[min]後の速度は?

解法:
等加速度運動の公式 v = v₀ + at を用います。

計算:

答え:
-2.1 × 10 m/s


(23) 等加速度運動

問題: 床上で-0.72[km/h]の初速度, +9.8[cm/s²]の等加速度で動く物体の5.0[min]後の変位は?

解法:
等加速度運動の公式 x = v₀t + (1/2)at² を用います。単位をmとsに統一します。

計算:

答え:
有効数字2桁で 4.4 × 10³ m


(24) 等加速度運動

問題: 床上で+2.0[m/s]の初速度, -4.0[m/s²]の等加速度で動く物体が停止した時の変位は?

解法:
停止するので終速度 v = 0 です。時間の情報がないので v² - v₀² = 2ax の公式を使い、x を求めます。

計算:

答え:
5.0 × 10⁻¹ m (解答の 5.0 × 10¹ m は誤記の可能性があります。計算上は0.50mです)


(25) 等加速度運動

問題: 上空で静かに手をはなした物体の0.40[s]後の変位は?

解法:
自由落下運動です。初速度 v₀ = 0、加速度 a = -g = -9.8 m/s² として、x = v₀t + (1/2)at² を用います。

計算:

答え:
有効数字2桁で -7.8 × 10⁻¹ m


(26) 等加速度運動

問題: 上空で静かに手をはなした物体の4.0[s]後の速度は?

解法:
自由落下運動です。初速度 v₀ = 0、加速度 a = -g = -9.8 m/s² として、v = v₀ + at を用います。

計算:

答え:
有効数字2桁で -3.9 × 10 m/s


(27) 等加速度運動

問題: 上空で-10[km/h]の初速度で鉛直下向きに投げられた物体の2.0[s]後の変位は?

解法:
鉛直投げ下ろし運動です。加速度は a = -g = -9.8 m/s²。公式 x = v₀t + (1/2)at² を用います。

計算:

答え:
有効数字2桁で -2.5 × 10 m


(28) 等加速度運動

問題: 上空で+500[m/s]の初速度で鉛直上向きに投げられた物体の1.0[min]後の変位は?

解法:
鉛直投げ上げ運動です。加速度は a = -g = -9.8 m/s²。公式 x = v₀t + (1/2)at² を用います。

計算:

答え:
有効数字2桁で 1.2 × 10⁴ m